海路から神に参る

沖縄県 慶良間諸島  慶留間島

慶留間島  で神に参る  2006.11.16(木)

2006.11.16(木)

慶留間(ゲルマ)島:

巨大な阿嘉大橋を歩いて阿嘉島から慶留間(ゲルマ)島(人口92人)に渡る。ちなみに座間味は人口660人
沖縄戦時、アメリカ軍は伊江島から2000人の住人を慶留間島へ強制疎開させる。伊江島の人が建てた記念碑がある。

高良家住宅:
国の重要文化財に指定されている高良家住宅を見る。質問するとそこにいた年寄りが説明してくれる。
東(南東)側を一番良い部屋とし一番座という。
西隣を二番座、その西側を3番座。それぞれの北側の部屋を一番裏座、二番裏座、三番裏座といい、沖縄では皆同じ造りとのことである。
一番座には神棚が造り付けとなっている。
二番座には仏壇がある。
一番座の東外に屋敷全体を守る神への拝所がある。
今も年に2回子孫が集まる際に拝所の半球の石の上にお供えを置く。
アメリカ軍は古い由緒あるものは皆持っていってしまった。
ただ、拝所にあるのはコケの生えたただの半球の石だったので気付かず、そのまま残されたとのことであった。

住宅に関連して沖縄戦に触れる。沖縄戦でのアメリカ軍の最初の攻撃は阿嘉島と慶留間島。次の日に座間味島を攻撃。

写真:
・高良家住宅。石垣とは別に玄関の前にあるひんぷん(目隠し塀)があることに注意。
・柱は当時一般の人には使用が禁じられていた貴重な木で出来ている。
 床の間の上下は太い黒檀により作られている。高良家が裕福であったことが解る。
・高良家の神棚
・高良家の拝所、神棚の右側外、東側にある
・美しい慶留間港

 高良家住宅  高良家 住宅
 高良家の拝所、家の東側 高良家の拝所、上部 
 一番座、右側が神棚  神棚
 
 伊江島島民座間味移動の碑  美しい慶留間港