海路から神に参る

紀伊半島

的矢湾 安乗港  で神社に参る
2006.5.6(土)

的矢湾は志摩半島の東にあり菅埼と安乗埼にかこまれた奥深い静かな湾である。
湾の中央には渡鹿野島が浮かんでいる。
大昔は伊雑神社の神領として「オノコロジマ」と呼ばれ神の島であった。
伊勢神宮からも近く、海の幸と伊勢神宮の関係から遥か昔より栄えたところである。
現在の湾内は牡蠣と真珠の養殖が盛んである。安乗港は湾の南側の湾口にある安乗埼の先端内側にある。
安乗には港から歩いて20分ぐらいの半島の先に安乗神社がある。
バスに20分ほど乗れば近鉄志摩線の鵜方駅にでる。
志摩線で3つ目の駅が磯部で、的矢湾に隣接しており面していると言って良い駅である。有名な伊雑宮がある。

安乗神社:
的矢湾安乗の唯一と言って良い観光資源、安乗灯台を見学。
これは昔、映画喜びも悲しみも幾年月という映画のロケ地となった灯台と説明がある。
何を隠そう、私が中学くらいの時、大ヒットした映画で日本中が話題にした。
私も見ている。おふくろと行った様な気もする。主演が佐田啓二であった。
相手の女優を覚えていなかったがで写真を見ると高峰秀子であった。
灯台はさておき、本命は灯台の途中にある安乗神社に参拝。
立派な手水がある。全般に立派に立て直してあるようだ。いわれは書かれていなかった。

的矢湾の式内社
同嶋坐神乎多乃御子(オナジシマニマスカミヲタノミコ)神社:
   現在の伊雑神社と想定されている。
粟嶋伊射波(アワシマイサハ)神社:
  以下の神社か
  佐美長神社:
  磯部神社。

1時半過ぎに今日の目的である二つの神社参拝に向かう。
磯部というところに式内社地と判断される神社が2箇所ある。
同嶋坐神乎多乃御子(オナジシマニマスカミヲタノミコ)神社と粟嶋伊射波(アワシマイサハ)神社である。
現在の有名な伊雑神社の地が有力である。
御朱印をいただいた時に伊雑神社の神官にもう一箇所式内社ではないかと言われる神社がこの近くに在るはずなのですがと尋ねる。
式内社ではないのではないかと思うが非常に古い神社として佐美長神社があるとのことで参拝する。
神域を感じさせる神社であった。
すぐとなりに田植えの儀式を行う鳥居が設置された田んぼがある。
町の人に所在を確かめた時に別の神社も教えてもらったのでそちらにも参る。磯部神社。

 伊雑神社  伊雑神社
 佐美長神社  佐美長神社
 磯部神社  田植儀式
 安乗神社  立派な手水